1章:企画のまとめ、おさらい
初心者が1万円の予算で仮想通貨に挑戦し、少額投資を通じて知識を深めるこの企画もついに5回目。
これまでに、BOBA、XYM、FLRといった仮想通貨を購入し、それぞれの特徴を学びました。
今回のテーマは、「もっとお得に購入するにはどうすればいいか」を探ること。仮想通貨は価格変動が激しく、タイミング次第で購入価格に大きな差が生じます。その中で、より効率的に資産を運用する方法を見つけるべく、今回のチャレンジが始まります。
2章:課題
これまでの購入方針は「値下がりしているコインを購入」あるいは、「相場が安いコインを調べて購入」でした。しかし、ここで一つの問題に気づきました。
「購入するタイミングが、必ずしも最安値とは限らない」
例えば、BOBAやXYMを購入したとき、その価格が一時的な高値だった可能性もあります。この経験から、単に安い銘柄を選ぶだけではなく、価格変動の波をつかむ必要性を感じました。仮想通貨の特性を理解し、購入の最適なタイミングを掴むために、新たな方法を試すことにしました。
3章:事前リサーチ
今回の新たな方針は、「事前リサーチ」の導入です。つまり、その日に買わない。
具体的には以下の手順を取りました:
- 候補銘柄を複数ピックアップ
- bitbankで取り扱われているコインを複数ピックアップし、それぞれの特徴や過去の価格推移を分析。
- 価格変動をモニタリング
- 一定の時間に相場をチェック。
- 過去24時間や1週間の変動率を比較し、買い時を予測。
- 購入タイミングを見極める
- 指値注文を活用し、狙った価格での購入を目指しました。
まだ始めたばかりですが、その日に買うというスタイルよりも安く買える確率が高いはずです。
4章:CHZに注目
今回注目したのが**Chiliz(CHZ)**です。
初心者の私は、当然、今回初めて知ったコインではありますが、調べたことを皆さまに共有させていただきます。
CHZは、スポーツやエンターテインメント業界で注目されている仮想通貨で、そのユニークなユースケースが目を引きます。本章では、CHZの概要や背景、価格の動向、そして今後の可能性について詳しく解説します。
4.1 CHZとは?
**Chiliz(CHZ)**は、スポーツとエンターテインメント分野に特化したユーティリティトークンです。このトークンは、Socios.comというプラットフォームで利用されており、サッカー、バスケットボール、eスポーツなどのファンがクラブやチームとの新たな形のつながりを持つことを目的としています。
- 基本情報
- 発行年:2018年
- 発行量:最大8,888,888,888枚
- 取引プラットフォーム:主要取引所(Binance、bitbank、Coinbaseなど)で取引可能
- ユースケース:ファントークンの購入、投票権の行使、特典の取得など
4.2 CHZの特徴とユースケース
- ファントークンの購入 CHZを使用して、特定のスポーツチームやイベントのファントークンを購入できます。ファントークンは、ファンがクラブの決定に参加できる権利や、限定イベントへのアクセスを得られるツールとして機能します。例:
- FCバルセロナやパリ・サンジェルマンなどの有名サッカーチームがChilizプラットフォームでファントークンを発行しています。
- ファントークンを所有することで、例えば新しいユニフォームデザインの投票に参加できたり、特別な試合観戦イベントに招待されたりする機会が増えます。
- 投票と意思決定への参加 ファンはクラブの意思決定に参加するための投票権を得られます。これにより、ファンとチームの距離が縮まり、より強い絆が生まれます。
- エンターテインメント分野への応用 CHZはスポーツだけでなく、eスポーツや音楽業界など、他のエンターテインメント分野にも広がりを見せています。たとえば、eスポーツチームが独自のファントークンを発行し、ファンとの交流を深めることが可能です。
4.3 CHZの価格動向
仮想通貨の価格は市場の需要と供給、そしてプロジェクトの進捗状況によって大きく変動します。以下にCHZの価格推移を簡単にまとめました。
- 2021年3月
CHZは、Socios.comプラットフォームの成功や主要クラブとの提携が報じられ、約0.89ドル(約100円)にまで急騰しました。これはCHZの史上最高値です。 - 2022年以降
仮想通貨市場全体が調整局面に入り、CHZも0.2ドル(約25円)前後で推移しています。ただし、この間もChilizは新たな提携やユースケースの拡大を続けています。 - 現在(2025年1月)
価格は約14円前後で推移しており、歴史的な高値からは大幅に下落しているものの、過去の成功事例と市場の復調を期待して投資する人が増えています。
4.4 CHZの可能性
CHZの未来について、以下の点が期待されています。
- スポーツ業界とのさらなる連携 Socios.comプラットフォームは、現在でも新しいチームやイベントと次々に提携を結んでいます。これにより、CHZの需要は中長期的に拡大する可能性があります。
- メタバースとの統合 CHZはメタバース分野とも親和性が高いとされています。例えば、仮想空間でファントークンを利用してスポーツ観戦やイベント参加が可能になる未来が考えられます。
- 新興市場への進出 CHZは、既存のファントークンプロジェクトに加え、新興市場(アジア、アフリカなど)への拡大も計画しています。これにより、ユーザー基盤がさらに広がることが予想されます。
4.5 今回の購入
私は、CHZを約14.784円で指値注文し、無事購入しました。この価格帯は、現在の市場環境を考えると比較的安定しており、リスクを抑えた投資が可能だと判断しました。
今回の購入により、仮想通貨ポートフォリオに新たな1枚が加わり、さらに多様性が増しました。CHZの特性やユースケースを考慮すると、将来的な成長が期待できる銘柄として、長期的な保有を視野に入れています。
CHZは、様々な仮想通貨を見てきた中で、スポーツやエンターテインメント業界に着目し、NFTのような、違った切り口の価値を提供している点に魅力を感じました。また、これまで購入してきた仮想通貨に比べて、増加しているタイミングが多く、可能性を感じました。予算的に1000円以下と少額ではありますが、今後の成長が楽しみです。
5章:資産状況
今回、新たにCHZを加えたことで、以下の仮想通貨を保有することになりました:
- BOBA(Boba Network)
- 価格変動の中で少額から始めやすいコイン。
- XYM(Symbol)
- ビットコインの改良版ともいえるポテンシャルを秘めたコイン。
- FLR(Flare)
- Google Cloudが一時期注目した実績もある通貨。
- CHZ(Chiliz)
- スポーツやエンターテインメント分野で注目されるトークン。
これで保有している通貨の種類は4つになりました。それぞれ特徴が異なるため、ポートフォリオが分散され、リスクヘッジの面でも有効だと感じています。
6章:戦略と今後
今回の「事前リサーチによる購入方針変更」は、非常に有効だったと感じています。今後は以下の戦略を取る予定です:
- 引き続き事前リサーチ
- 仮想通貨の動向をチェックし、将来性のある銘柄を探し続けます。
- 特に、これから普及しそうなユースケースや提携先を持つコインに注目。
- タイミングを見た指値注文の活用
- 手数料を抑えるだけでなく、購入の効率性を高める手法として指値注文を活用していきます。
- 中長期的な保有方針
- 仮想通貨の本質は価格の波にありますが、短期的な売買で利益を狙うのではなく、将来の成長を見越した中長期保有を続けていきます。
- 学びの共有と応援のお願い
- このブログを通じて、私自身の学びだけでなく、読者の皆様と仮想通貨の知識を共有し合う場としていきたいです。
応援のお願い
このチャレンジは、私自身の学びの一環であると同時に、仮想通貨やメタバースへの関心を広げるためのものです。少しでも「始めてみたい」と思っていただけたなら、それがこの企画の成功です。
今後も引き続き、初心者目線で仮想通貨の世界を探求し、メタバースの普及にも繋げていきたいと思います。ぜひ応援をよろしくお願いいたします!
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