1章 企画のまとめ、おさらい
初心者が1万円で仮想通貨を学びながら少額投資をし、皆さんと一緒に学んでいくこの企画も11回目となりました。これまでにBOBA、XYM、FLR、CHZ、ASTR、KLAY、DOGEなどを購入し、それぞれのコインについて分析を深めてきました。
最近は、トランプ氏が大統領に返り咲く直前で市場も活発に動き出しています。特に、トランプコインがSOL(ソラナ)を基盤に発行されているという情報を得て、今回はSOLについてリサーチし、皆様にシェアしていきたいと思います。
2章 トランプ就任直前
仮想通貨市場では、トランプ氏の就任に向けた影響が色濃く現れています。市場全体のボラティリティ(価格変動)が高まる中、特に注目を集めているのが1月18日に発行されたトランプコイン(TrumpCoin)です。この通貨の発行により、仮想通貨業界にさらなる注目が集まっています。
また、ビットコイン準備金の設立計画も進行中で、関連する銘柄やトランプ氏の政策が市場にどのような影響を与えるかが注目されています。こうした動きの中で、次に何を買うべきかを考える指針がますます重要になっています。
3章 トランプコイン
トランプ氏が大統領就任直前に発行を発表した「トランプコイン(TrumpCoin)」は、現在市場で注目を集める新しい仮想通貨の一つです。このトークンは、トランプ氏の支持層をターゲットにしたプロモーションとして設計されており、発行直後の動向が多くの投資家の注目を集めています。
トランプコインの基本情報
- 発行日: 2025年1月18日
- 基盤ブロックチェーン: ソラナ(SOL)
- トランプ氏の発言: 「米国経済の新たなエンジンとなる暗号資産を推進する」との声明を発表
- 取引所: 現在は海外の一部取引所でのみ取り扱い
- 初期価格: 約0.01ドル
- 現在の価格: 0.015ドル
トランプコインの特徴
- 話題性: トランプ氏が直接関与した初の仮想通貨として注目度が高い。政治的影響力が価格にどのように影響するかが大きな焦点。
- 実用性の未定義: トランプコインは、今後のプロジェクト次第でユースケースが広がる可能性がある。
- 市場の注目点: 現在は初期段階の価格変動が大きいが、長期的には関連プロジェクトの進展に伴い安定する可能性も。
トランプコインと市場の反応
トランプコインの発行は、仮想通貨市場全体に一定の影響を及ぼしています。特に、政治的要素が強いプロジェクトであるため、市場の動きはトランプ氏の政策や発言に大きく依存すると考えられます。発行直後には、一時的に20%以上の価格上昇を記録しましたが、その後はやや落ち着きを見せています。
投資家が注目すべきポイント
- 短期的なリスク: 初期段階の価格変動が大きく、投機的な要素が強い。
- 話題性の影響: トランプ氏が関連する新たなプロジェクトや発表により、大きな価格変動が起きる可能性。
- 長期的な可能性: 実用性や関連プロジェクト次第で、将来的には高い価値を持つ資産となる可能性。
トランプコインを取り巻く展望
トランプコインは、トランプ氏の政治的支持層に支えられる一方で、まだ具体的なユースケースが明示されていないため、今後のプロジェクト進展が鍵となります。市場での動向を注意深く観察しながら、適切な投資判断を下す必要があります。
4章 SOLの特徴
ソラナ(Solana)は、高速で低コストなトランザクションを実現する、革新的なブロックチェーンプラットフォームの一つです。基軸通貨であるSOLは、2025年1月20日現在、1SOL=42,000円と過去最高値を更新し、時価総額ランキングでも第5位に位置する注目の仮想通貨です(CoinMarketCap調べ)。この章では、ソラナの特徴や成功の要因について詳しく解説します。
高速・低コストでのトランザクション処理
ソラナの最大の特徴は、その圧倒的なトランザクション処理能力です。ソラナは、独自のコンセンサスアルゴリズムである「プルーフ・オブ・ヒストリー(PoH)」を採用し、従来のブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ問題を解決しました。これにより、1秒あたり約4,000件以上のトランザクションを処理でき、1回のトランザクションにかかる手数料は約0.04円という非常に低コストを実現しています。
プルーフ・オブ・ヒストリー(PoH)
PoHは、トランザクションを時系列で記録することで、ブロック生成の効率を向上させる仕組みです。これにより、ネットワーク内のノード間の同期時間が大幅に削減され、トランザクションの高速化を可能にしています。
ステーキング報酬の魅力
ソラナは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)も採用しており、SOLの保有者はステーキングを通じて報酬を得ることができます。2025年1月現在、国内取引所であるSBI VCトレードでは、SOLをステーキングすることで最大6.5%の年利が得られると報告されています(手数料差し引き後は約4.9%)。これにより、価格上昇のキャピタルゲインだけでなく、インカムゲインも期待できる点がSOLの人気を支える要因の一つです。
高い相互運用性
ソラナは、他のブロックチェーンとの相互運用性を持つ点でも注目されています。例えば、イーサリアムとの間では「Warmhole」と呼ばれるブリッジ機能を利用することで、トークンの往来が可能です。この相互運用性により、DAppsやNFTなどのエコシステムが拡大しやすくなり、ソラナの普及を加速させています。
SOL価格と市場の反応
2025年1月時点のSOL価格は42,000円に達し、2021年11月につけた史上最高値を更新しています。この背景には、以下の要因が挙げられます:
- 仮想通貨に友好的なトランプ大統領の再選:トランプ氏の政策が仮想通貨市場全体に好影響を与えている。
- SEC(米国証券取引委員会)の規制緩和:仮想通貨に対する厳しい規制を主導していたゲイリー・ゲンスラー委員長の退任が決定。
- ETF(上場投資信託)の承認期待:SOLもビットコインやイーサリアムに続くETF承認が期待されており、先行買いが進んでいる。
低迷期を乗り越えた復活劇
ソラナは、過去にFTX破綻の影響で大きなダメージを受け、2022年11月には価格が約13ドル(約1,500円)まで急落しました。しかし、2023年以降は市場環境の改善とともに回復を見せ、2025年1月には260ドル(約42,000円)を超えるまで上昇しています。この復活劇は、ソラナの強固な基盤とコミュニティの支持の強さを象徴しています。
ソラナの成功には、革新的な技術と戦略的な市場対応が深く関わっています。この章で紹介した特徴を踏まえ、次章ではソラナの成功要因をさらに深掘りし、今後の市場展望を探ります。
5章 SOLに学ぶ
ソラナ(SOL)の成長は、仮想通貨市場における成功事例の一つとして多くの投資家の注目を集めています。その価格の上昇には具体的な市場動向やイベントが密接に関わっており、それらを理解することで、将来の成功銘柄を見つけるための貴重な指針を得ることができます。この章では、SOLの価格動向を支えたイベントやその背景を詳しく掘り下げていきます。
SOL価格の歴史的推移
ソラナの価格は、2020年3月のローンチ以来、劇的な変化を遂げてきました。以下は、主要な価格動向をまとめたものです:
- 2020年3月:ローンチ時の価格
ソラナは約0.78ドル(約100円)でスタートしました。ローンチ当初は市場での認知度が低く、価格も抑えられていました。 - 2021年11月:史上最高値を記録
260ドル(約42,000円)に達し、大きな話題となりました。この高騰の背景には、NFT市場の盛り上がりやDAppsの普及が挙げられます。特に、NFT取引プラットフォーム「Magic Eden」や分散型取引所(DEX)「Raydium」の成功が、ソラナエコシステム全体の注目度を高めました。 - 2022年:市場全体の冷え込みとSOLの下落
2022年後半には、仮想通貨市場全体の調整が進み、SOLは一時的に13ドル(約1,500円)まで急落しました。主な要因はFTXの破綻であり、FTXがソラナエコシステムを支援していたことが逆風となりました。 - 2025年1月:史上最高値を更新
トランプ政権の再来とSEC(米国証券取引委員会)の規制緩和が追い風となり、SOLは再び260ドル(約42,000円)を超え、現在も上昇基調にあります。
上昇を支えたイベント
ソラナの成功を支えたイベントには、以下のようなものがあります:
- 分散型金融(DeFi)の台頭
ソラナ上で構築された分散型金融アプリケーション(DeFi)は、その高速性と低コスト性を活かして、多くのユーザーを獲得しました。特に、レンディングやステーキングなどの金融サービスが普及し、SOLの需要を高める結果となりました。 - NFT市場の成長
ソラナのエコシステム内で展開されたNFTプロジェクトが、プラットフォームの価値を押し上げました。NFTプラットフォーム「Magic Eden」は、2021年以降のNFTブームの中心的存在となり、多くの取引がソラナ上で行われました。 - ブリッジ機能による相互運用性の向上
イーサリアムとのブリッジ機能「Wormhole」の実装により、異なるブロックチェーン間でのトークン移動が容易になりました。この相互運用性は、ユーザー体験を向上させ、エコシステム全体の成長を促進しました。 - PoS(プルーフ・オブ・ステーク)によるステーキング報酬
SOL保有者はステーキングによる報酬を得ることができ、この仕組みがSOLの長期保有を促進しました。2025年1月現在、SOLのステーキング年利は約6.5%(SBI VCトレード実績)と高水準を維持しています。
SOLから得られる教訓
ソラナの成功からは、以下のような教訓を得ることができます:
- エコシステムの重要性
ソラナは、単なる仮想通貨ではなく、DAppsやNFT、DeFiなど多岐にわたるユースケースを提供するエコシステムを築いています。これにより、幅広いユーザー層を獲得し、価値を持続的に高めています。 - 市場の流れを読む力
市場全体が冷え込む中でも、ソラナはNFTやDeFiといった成長分野での存在感を発揮しました。このようなトレンドを的確に読み取ることが、成功銘柄の発見につながります。 - 逆境からの復活
2022年の下落を経験したソラナは、着実な成長と戦略的なエコシステム拡大によって、2025年には過去最高値を更新する復活を遂げました。このような逆境からの立ち直り力も、SOLを選ぶ上での魅力と言えます。
ソラナの成長を支えるこれらの要因は、他の仮想通貨においても共通する成功のカギとなり得ます。次世代の成功銘柄を見つけるために、これらの教訓を活用していきましょう。
6章 資産状況
これまで購入してきた銘柄(BOBA、XYM、FLR、CHZ、ASTR、KLAY、DOGE)に加え、引き続き市場調査を進めています。
2025年1月18日時点での資産総額は、20,402円となっています。
- 元本: 12月分の1万円+1月分の1万円+bitbankキャンペーンの1000円
- 評価益: マイナス598円
ソラナは既に40,000万円を超えているので少し手が出しにくい印象もありますが、ステーキングについて学ぶことも視野に、他の取引所の可能性も含め、導入を検討して見たいと思いました。引き続き進捗を共有して行きます。
まとめ
ソラナの成功要因を学び、今後は似たような特性や成長可能性を持つ新興プロジェクトを研究していきたいと考えています。また、トランプコインやビットコイン準備金など、最新の市場動向を引き続き追いかけていきます。
仮想通貨の実践的な理解を深め、皆様とともに成長し、メタバース普及への貢献を目指します。引き続き応援よろしくお願いいたします!
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