第1章:未来をのぞく国際大会、ついに開催!
2025年の大阪・関西万博の開催期間中、
一般社団法人 国際メタバース協会が主催する国際技術カンファレンスが行われました!
私はその営業統括責任者(CSO)として、現地の運営を担当しました。
今回のカンファレンスのテーマは
「AI × Web 3.0 × メタバースによるグローバルテクノロジーの未来」。
世界中から最先端の企業や研究機関、投資家、技術リーダーが集まり、
AIやブロックチェーン、そしてメタバースの未来についてディスカッション!
そしてなんといっても注目だったのが、当協会の体験ブース。
MRパンダのふれあい体験、恐竜MR体験は、子どもから大人まで大人気!
未来のテクノロジーが「楽しい!」と感じられる瞬間を、
一緒にお届けできたことが何よりの成果です。
当日は、子どもから大人まで600人以上が訪れ、MR(Mixed Reality)体験を通して、まさに「未来の入り口」を体感していただきました。
第2章:そもそも、MRってなに?ARやVRとの違いは?
最近よく耳にする「MR(複合現実)」という言葉。でも、「AR」や「VR」とどう違うの?と思ったことがある人も多いかもしれません。ここではその違いを、わかりやすく解説します!
▶️ AR(拡張現実)とは?
現実世界に、デジタルの情報を“重ねて表示”する技術。
たとえば、スマホアプリ「Pokémon GO」を思い出してみてください。カメラを通して現実の風景にポケモンが現れたあの体験。それがまさにARです。
- 【現実 + 情報を重ねる】= AR
- スマホやタブレットで気軽に体験できる
- 利用例:ナビアプリ、家具配置アプリ、ゲームなど
▶️ VR(仮想現実)とは?
現実を完全に遮断して、仮想の世界に入り込む技術。
VRゴーグルを装着して、まったく別の世界に飛び込むような感覚です。現実の風景は見えません。ゲームやシミュレーション、バーチャル旅行などに使われています。
- 【完全に仮想空間に入る】= VR
- 没入感が高く、実際にその場にいるような体験が可能
▶️ MR(複合現実)とは?
現実の世界と仮想世界を“融合”させて、相互に関わる体験をつくる技術。
ARのように現実の風景にデジタル映像を重ねつつ、VRのようにデジタル要素がリアルに「反応する」「動く」ことが特徴です。
例えば、あなたの部屋の形状に合わせて作成された空間から、敵が襲ってくるシューティングゲームをする等。
今回の万博のMR体験ブースでは:
- 恐竜がその場に現れて動き回る
- パンダに触れようとすると反応する
まさに「その場に本当にいるような感覚」で体験できるのがMRの魅力です。
✔️ まとめ(ざっくり違い)
種類 | 体験の特徴 | 例 |
---|---|---|
AR(拡張現実) | 現実にデジタルを重ねる | Pokémon GO、インスタのフィルター |
VR(仮想現実) | 完全な仮想空間 | VRゲーム、バーチャル美術館 |
MR(複合現実) | 現実と仮想が連動・融合 | ホロレンズ体験、万博MRブース |
このように、MRはARやVRの“いいとこどり”をしたような、最新の体験型テクノロジーです。
以下は、実際の万博会場で行われたパンダMR体験の様子です!
第3章:パンダと恐竜が目の前に!?圧巻のMR体験
今回の万博国際大会では、展示ブースの一角に「MR体験ゾーン」が設けられ、来場者が実際に恐竜やパンダと“共存するような”空間を体感できました。子どもから大人まで、立ち止まって見入ってしまうような迫力と驚きに満ちた空間でした。
🐼 パンダがすぐそばに?可愛さ全開のMR体験
一つ目の人気体験はパンダとのMRコンテンツ。こちらは、まるで実物のような可愛いパンダが、すぐ近くで笹を食べたり、来場者の手の動きに反応して首を傾げたりするインタラクティブな仕掛けがありました。
特に海外からの来場者や小さなお子さま連れのファミリー層には、癒し系コンテンツとして絶大な人気を誇りました。動物園では絶対に見られない距離感での“触れ合い体験”ができるというのも、MR技術ならではの魅力です。
🦖 恐竜が目の前を歩くリアル体験
ヘッドセット越しに映し出されるのは、なんと等身大の恐竜。まるでジュラシックワールドの世界に迷い込んだかのように、恐竜が来場者の目の前をのしのしと歩いてきます。
子どもたちは最初「こわいー!」と叫びながらも、すぐに笑顔に変わり、手を振ったり、逃げるふりをしたりと大はしゃぎ。大人も思わずスマホを取り出して、何枚も写真や動画を撮っていました。
思い出に残る体験として話題を呼びました。
🌐 MRで広がるエンタメと教育の可能性
今回のような展示で分かったことは、MR技術が「体験をデザインする」力を持っているという点です。
- 子どもたちには、学びと遊びが一体化した新しい教育体験を。
- 大人たちには、未知のテクノロジーに触れる驚きと感動を。
- 各国のビジネス関係者には、観光や教育、エンタメへの応用アイデアを。
ただの“面白い体験”ではなく、MRは今後の社会に本格的に取り入れられていくポテンシャルを持っていると感じました。

第4章:エンタメだけじゃない!教育・観光・医療へも広がるMRの可能性
今回の万博で来場者の注目を集めたMR(複合現実)体験ですが、実はただのエンタメ技術では終わりません。今回のような展示はあくまで入り口であり、MRはこれからの社会の中核技術として、あらゆる分野に応用されていく可能性を秘めています。
🎓 教育:子どもたちの「知的好奇心」を刺激
たとえば教育現場では、歴史や生物の授業でその場に人物や動物が現れるような体験が可能になります。
- 縄文時代の集落に入って生活を観察する
- 絶滅した恐竜の生態をリアルに体感する
- 宇宙空間に飛び出して地球を俯瞰する
といった没入型の授業は、教科書だけでは得られない理解と記憶をもたらし、学力向上にもつながると注目されています。
また、特別支援教育や、言語の習得支援、プログラミング学習にも応用が進んでおり、学びの格差を縮める新しい手段としてもMRは期待されています。
🌍 観光:その場にいながら世界を旅する
観光分野でも、MRは新しい体験を生み出しつつあります。
- 世界遺産の中に「かつて存在した建物」を復元
- 江戸時代の日本橋にタイムスリップ
- 海外旅行前に現地の様子をバーチャル下見
といったように、歴史や文化をより深く、五感で感じられるツアー体験が可能です。
特にインバウンド(訪日観光)との組み合わせは相性がよく、「日本に来たらMRで古都を体感」といった新たな観光スタイルが定着し始めています。
🏥 医療・リハビリ:安全な“模擬体験”と精神的ケア
医療分野においては、MRの導入が命を救う技術の一つとして進化しています。
- 外科手術のトレーニングを安全にMR空間で行う
- 医学生が体内の構造を3Dで理解する
- 高齢者のリハビリをゲーム感覚で続けられる
- PTSDなどメンタルケアへの活用
といったように、患者と医療従事者双方にとって優しい技術として導入が進んでいます。
現場での実証実験も多く行われており、「目の前にいる患者さんをARでサポートする」日がもう来ているのです。
💡 MRは“未来のあたりまえ”へ
今回の万博で展示されたような「パンダと恐竜のMR体験」は、まさにその最初の一歩。
子どもたちが「すごい!」「楽しい!」と感じたその体験の先には、学校での学び、旅先での感動、そして家族の健康を支える現場が待っています。
国際メタバース協会では、今後もこうしたMR技術の社会実装をサポートし、多くの人にとってより豊かな未来の形を提案していきます。

第5章:運営者としての気づきと感謝
今回、2025年大阪・関西万博の開催期間中に実施された国際技術カンファレンスにおいて、一般社団法人 国際メタバース協会として会場運営や体験展示を担当させていただきました。
👀 子どもたちの“素直な反応”が未来を映していた
恐竜やパンダと対面するMR体験では、特に印象的だったのが子どもたちの驚きと喜びの声です。
「本当にそこにいるみたい!」
「触れそう!」
「もう一回やりたい!」
こうした声に囲まれながら、私たちが普段議論している“最先端技術”という言葉の堅さがほぐれていくのを感じました。
専門用語や理論だけでは伝わらない“体感”こそが、未来のテクノロジーを本当に理解するための入り口であり、そこに立ち会えたことは、運営者として大きな学びでした。
💡「技術を社会に届ける」という責任
AI、Web3.0、メタバース、そしてMR――。
どれも未来を変える力を持っています。
しかしそれらは、“誰かが使いやすい形で提供してこそ意味がある”ということも、改めて痛感しました。
国際会議のような大舞台だけでなく、日常の中に技術をどう溶け込ませていくか。
今回のイベントは、そのヒントに満ちた時間でした。
そして、私たち国際メタバース協会の役割は、技術と社会の橋渡しであることを再確認しました。
🤝 心からの感謝を込めて
この場を借りて、運営にご協力いただいたすべての方々へ、そして当日体験に参加してくださった皆さまへ、心より感謝申し上げます。
- 海外からご参加いただいた登壇者の皆様
- 出展・展示にご協力いただいたパートナー企業の皆様
- 現場を支えてくれたスタッフ・ボランティアの皆様
- 応援してくださった協会会員・関係者の皆様
そして何より、未来の技術に目を輝かせてくれた子どもたちへ。
皆さまの存在があったからこそ、このイベントは「未来への小さな一歩」ではなく、「次につながる確かな一歩」になったと確信しています。
今後も、国際メタバース協会では、社会と技術を結ぶ活動を続けていきます。
ぜひ引き続き、私たちの取り組みにご注目いただければ幸いです。
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